とても深い闇の中で僕は夢を見ていた。

暗闇の中で誰かが笑っているが姿が見えない
耳を研ぎ澄まし声の主を探る。

…弟の笑い声だ。

そうか、死に逝く僕を嘲笑っているんだ。

弟よ、僕を連れて逝くがいい。

白い天使の羽をむしり僕を地獄へと突き落としてくれ…

闇がさらに深くなりもう何も聞こえない。
ああ…僕は死んだんだ。この闇で静かに眠ろう…。