愛子もきっと何かを悟ったのだろう…。

これが最後だと分かったのかもしれない。

僕もこれが愛子との最後になるのはやはり寂しいのかもしれない。
唯一僕の理解者であり僕に1番近い女性なのだから。

だが、もう決めた事だ…。

時間がそろそろ近い。
僕は仕度を済ませ待ち合わせ場所へと車を走らせた。


見上げると珍しく沢山の星が空一面にキラキラと散らばっていた。