取り調べはその場で慌ただしく打ちきられ、僕は邪魔者扱いされて警察署を追い出された。
僕の残したあの遺書めいたモノがここまでの威力を発揮するとは考えにくい…。

疑問を抱えたまま帰ると窓から明かりが漏れている。
まだ家宅捜索しているのか?いや、そんなはずはない…。

愛子だと薄々分かりながらドアを開けた。
『随分しぼられたみたいね、疲れたでしょ?』
愛子が笑顔で迎えてくれた。