「8、7、6、・・・」 周りの観客がカウントダウンする中、1人、あたしだけは無言でいた。 そして大会も終わり・・・ 「おーっとここでタイムアップだー!!選手のみなさん、手を止めて!」 そうして彼等は座っていた椅子に深くもたれる。 「さーて・・優勝はー!?」 見た感じ、分かるよなー・・ 「双葉高校1年の白石君だー!!」 そうして椅子にもたれかかっていた彼は起き上がってガッツポーズをする。