高鳴る気持ちを抑えながら自分らしくと心で言い聞かせながら電話にでる
「こんな時間にどないしたん?」
「全然電話してきてくれないから、電話してみちゃった!」
明るい声で返す久美子、恭介の言葉が出る前にまた久美子が話し出す
「渡部さんってMのCD持ってましたよね?」
Mとゆうのはコアなファンが多いバラード系を歌うグループである
「なんで知っとん?」
「この前部屋にお邪魔した時にチェックしておいたんです」
悪戯ぽく話す久美子に恭介も苦笑いせざる得ない…
「持ってるで」
と返したか返さないかのタイミングでまた久美子が話し出す
「じゃあ借りに行っていいですか?」
突然の申し出であって一瞬戸惑ったが、これは気持ちを伝えるチャンスと考えた恭介は
「エエけど、いつ来るん?」
「今!」
