「由姫、今好きって…」


「うん、あたしもずっと前から香介が好き。

でも聞いてほしいの。

馬鹿みたいな理由で昨日あんな態度とっちゃったから…。


昨日は友達と女王様ゲームってのを始めたの。」


あたしは女王様ゲームのルールの紙を香介に見せた。


「女王様ゲームとか初めて聞くんだけど。」


「あたしも初めてで面白そうだしやってみたらね、あたしシンデレラになっちゃって…」


あたしが続きを言う前に、香介は叫んだ。


「はぁ!?…まさかシンデレラになったから昨日の態度だったのか?」


恥ずかしくなってきて、顔を下に向けた。


「たかがゲームのルールでお前は俺の告白を…」


香介はため息をついた。