「ねぇ。相馬!やっぱり、朱奈と泉斗のやり取りって面白いよね?」


私はそう言って、相馬の肩に手を置いた。

パシッ!

「…っわんな!放せよ!」


私と朱奈と泉斗はびっくりして声が出なかった。


「どうしたんだよ。相馬。お前なんか変だぞ?」


泉斗が相馬に言う。

「そうだよ。何か静かだし…。うちらちゃんと相談のるよ?何でも言ってよね?」


朱奈と泉斗は相馬に話しかけているけど、私はそんなこと出来なくて、ただ相馬に払われて赤くなった手を片方の手で抑えて呆然とするしかなかった。