「いたぁいっ!!!」
「アンタ、動物と関わる仕事がやりたいって言ってたわよね?やめたほうがいいんじゃないの?動物がかわいそうよ・・・アンタなんかに触られたら・・・大事な動物の命がアンタのせいでけがれるわ」
「・・・・・っ!」


そんな・・・・。



ショックだった・・・。凛が言ったことを信じているわけではないけれど、追いかけ続けている夢のことを馬鹿にされてたのが悔しくて悔しくて・・・悲しかった。



(もう・・・何も言えない・・・・・)

「ふん!」

凛が髪の毛を離して、私に背を向けた
「アンタの味方なんて、だれもいないから」
そういって、集まってた女子たちが私を一度睨んで、凛と一緒に行ってしまった。



私は倒れるように座り込んだ。

チャイムがなった。

HRが始まる。


悲しくて悔しくて・・・でも、誰にも泣き顔を見せたくなかったから、泣かずにおいた。


でも、目頭はいままでで一番といっていいほど熱くなっていて、もう雫が零れる寸前でいた。