リボンの指輪

「そうかな?」




「ま、俺らの仲だし?」




頼が優希くんをからかうように、あたしの肩を引き寄せながら意地悪く笑う。




「頼、さっきと言ってることが違ーう」




「そうか?」




からからと笑いながら、頼はあたし達の前を歩き始める。




「今日は宿題やって来た?」




「バッチリ!任せてよ」




「あ、陽菜」




あたしと優希くんの会話の中に、頼が割って入ってくる。




「今日、昼休み音楽室来て」




「は?何で?」




「一緒に飯食お」