リボンの指輪

あたしは、頼のベッドの前に座って、頼と目線を合わせる。




「本当に大丈夫?辛そうだね」




「気持ち悪い…」




「熱は?」




「39℃」




やっぱり、頼の体は、季節の変わり目には弱いらしい。




変われるものなら、変わってあげたい。




けど、残念ながら、あたしの体は、めちゃくちゃに強いのだった。




「あしたも学校お休みだね」




「やだ」




「わがまま言わないの」




「明日は行く」