「ララは俺が吸血鬼だって最初から分かってたのか?」



「うん、そうだよ」



「じゃあ、なぜ俺を殺さなかったんだ?」



「害がなければ殺さないわよ。私達は…」



「って事は俺は今、襲っちまったから、ここで殺されちゃうのかな?」



「できれば、やりたくはないよ…私は……」



ララは一筋の涙を流していた



「俺が泣くならわかるけどさぁ、ララが泣くことじゃねぇよ」



ガイは優しく微笑みながらララに近づき涙を親指で拭った