時刻は7時を過ぎ客足も増えてくる。
レジで淡々と仕事をしつつ 頭の半分は先生のことを考えてる。
先生そこの道通ったりしないのかなぁ。
てか車で通勤してるのかなぁ?
だったら車は何色かな?
どんな車かな?
あたしほんとに先生のこと何にも知らないんだなぁ。
だってまず先生の下の名前すら知らない。
知ってること‥先生の名字、先生の仕事、優しい笑顔‥それだけ。
知りたくても知れない。
先生が同じ大学の学生ならいいのに。
ていうか常勤講師でも全然いい。
毎日逢いたいよ。
知りたいこといっぱいあるのに知ることは不可能なんだよ。

