ガチャ
「入って....」
やっぱりあたしに知ってる椿じゃなかった
学校の時と一緒で
泣き腫した目に覇気のない表情
今の椿には全てが真っ白なんだ....
椿は1人暮らしをしているから
部夜には椿しかいない
当たり前なんだけど....
椿は1人でもすっごい明るかったから....
「本当にカイと付き合ってないの?」
「絶対にないよ!!
あたしは...友達の彼氏をとらないよ!!
対談の日、カイくんに声をかけられて
....それから会う度に話しかけられた」
「夢亜はどうした?」
「あたしはちゃんと言った。
なんで椿のことを振ったのか...
なんであたしに告白したのかって。
でも、返事があまりにも酷かった
カイくんは女の子を
遊び道具としか思ってなくて......」
事実を言いたかった
信じてもらえるかは関係なく
自分にも椿にも嘘はつきたくなかった
「ショウくんと本当に付き合ってるの?」
さっきまでカイくんと椿の話題だったのに
いきなりあたし達のことに...
椿の顔を見ると
さっきよりは良くなっていた

