「でもちゃんと断わったもん
きれないでさ.....」



「えらいえらい。」


それにしても許せない!


あたし、椿になんて言おう
まさか告白されました。なんて言えるはずがない



「夢亜の友達にはまだ言わなくて
いいと思うよ?」


翔はあたしの心配を予測してか
頭をなでで言ってくれた



「.......うん。」


「それに、まだ何にもされてないから
望実に相談してみれば?」



望実はあたしたちのことを知ってる
唯一の友達


「学校.....一緒だよ?
多分学年は3年だと思う」


「そっか。明日のスケジュールは?」



「放課後から撮影」


絶対にカイくんと会う機会を
作っちゃいけない


「なら。俺が昼休みとか休み時間
一緒にいてやるから」



なんか、翔変わった


男っぽくなった


「うん。ありがとう」


「じゃ、帰るぞ?」

「うん!」