ほんの数分前までは私はあなたの胸で眠っていた。



ほんのり圭さんのニオイが残る…



と、ともに私は急に美恵さんに対しての罪悪感で苦しくなった。



−もう二度とやめよう。−



心の中で何度も言い続けた。




でも、このときすでに始まっていたことに気づきもしなかった。