カクテル 〜カシス〜

結局ろくに相手もされず、その日はカノンの家に泊まった。




夜中の3時だったか、飲みすぎて眠りにつこうとしたときだった。




ブーブーブー



マナーモードになっていた携帯が暗闇の部屋の中で光って動いていた。





−メールを受信しました−



こんな夜中に誰?と思いながらも、携帯を確認すると彼からだった。





そう、圭さんから。



【無事に帰れたか?今日はあんまり相手できんで、ごめんな!】



という内容だった。



−ずるい、…ずるいよ。−




私が彼に惹かれていくのに、そう時間はかからなかった。