夜になって前と同じくメイクや服を大人っぽく決めて行った。



でも、前とはどこかが違う。



−私なに前よりドキドキしてんだろう…−



とくに気になってた訳じゃない。



ただ、アドレス交換して連絡をくれなかった人は初めてで圭さんのことを無意識に気になり始めていたのかもしれない。




カラン コロン



また古臭いベルがなり奥から、今度は女の子が現れた。



「いらっしゃいませ。二名様ですか?」



−あれっ?こんな子いた?−



私とカノンは同じことを考えていた。