カノンが酔いつぶれて私は、とりあえず自分も酔いを冷まそうと圭さんにお茶を頼んだ。




いつしか圭さんが担当みたいになっていた。





「カノンちゃん、だいぶ飲んだみたいだね?愛海ちゃんは大丈夫?」





心配そうに話してくる圭。




「大丈夫…だと思います。」




ニコッと微笑みその場から離れない圭。




初めはウザい男だと思ってた。
でも、いつしかそんな考えすらなくなっていた。





「そうだ!愛海ちゃん、彼氏いないならさぁ合コンしようよ!だから連絡さき教えて♪」





きっと警戒心が強いはじめの方だと確実に断っていただろう。




でも、時間というのは皮肉なもので警戒心を和らげている。




私は自然な流れで圭さんとアドレスを交換した。