カクテル 〜カシス〜

「どうする?またうち来るか?」



食べ終わって圭さんが言ってきた。



迷いつつも他に行くところもない。
結局、圭さんの家に行くことにした。




部屋でくつろぎながらテレビを見ていると、圭さんは私に抱きついてきた。



少し流されそうになりつつも、私は拒んだ。



「…ちょっちょっと待って!やめようよ、圭さんには美恵さんっていう彼女がいるんだよ?」



圭さんは抱きついてきていた手を離した。



「俺のこと嫌いか?」



あなたは何てずるい人なんだと思った。



結局、言い返すこともできず流されてしまった。