(ロイにはもう会えない......。)


涙が止まらないし、みんなこっちを見てるけどそんなのどうでも良かった。


(やっぱりクリスマスなんて嫌い。)


家に急ぎながら早足で歩くと。


『咲さん? 』


腕を軽く取られ、後ろを振り向くと、心配そうな顔のロイがそこに居た。