龍の視線を感じた。


(どうしたんだろ? )


暫くして足音が遠ざかりシャワーの音が聞こえ、再びあたしは眠気に誘われていた。


(龍...様子変だったな? )

頬にはまだ龍の指の感触が残っている。


龍があたしに触る時は抱く時だけなのに。


そう思いながら眠りに落ちていった。