『ノエルです。』


得意そうに鼻先を空に向けてノエルが言った。


『信じらんない...ふっ...あはははっ。』


止まんない。


笑い続けるあたしにロイが何か言い掛けたその時。


『あなた達はどういうつもりですかっ! 』


威厳のある、鋭い声が辺りを振わせた。