『寒いっ...。』


クリスマスイヴ。


深夜2時。


あたしはロイの居る公園へ急いだ。


『咲さん。こんばんは。』

『こんばんは。』


入り口でナイトとノエルがもうトナカイの姿になって出迎えてくれた。


首には鈴の他に赤と緑のリボン。


『素敵なリボンだね。』


『クリスマスイヴにしか着けれないんですよ。』


ノエルが得意そうに言った。