「…えっと、ここは…?」 「んー?ケーキ屋でしょ?どうみても」 目の前には可愛らしい看板のケーキ屋が立っていた。 「…どうして、こんなところへ…?」 「こーれっ♪」 と、指差す先には一枚のチラシ。 「カップル限定メニュー…?」 「そ!これ食べてみたくてね?」 「…それだけですか?」 「うん、それだけ」 …それだけのために連れて来られたんですか… 「…私じゃなくても良かったんじゃ…?」 「なんか、先輩と行きたくなったから。 さ、無駄話してないでさっさと入ろっ!」 「は、はぁ…」