「別になめてません!!」 「あ、そ?ならいいけど。 まずドリブルね?」 「あ、はい…」 案外、真面目に教えてくれるもんなんだなっ 「なんか違う!」 「え?!」 「手はこう!」 上から重なる大きな手に、ドクッと大きく脈を打つのを感じた。 「分かった?」 「なんとなくは…」 「ん、じゃあ次は…」