反論出来ずに、俯く私に、 「ま、まだ試合あるし、ご褒美はその後でいいや」 "1回につき1回だからね?" なんて、極上のスマイルと一緒に言われたことに対して、 「…じゃあ、私も」 「ん?」 「ご褒美、欲しい…です」 なんて言葉を言ってしまった。 「…じゃ、1ゴール」 「え?」 「1ゴールでも入れられたら、ご褒美アゲル」 さっきみたいに耳元で囁かれ、体温は急上昇。 「……っっ」 「頑張って、」 それだけ言うと、淳哉くんは"琳ー"と叫びながら、男子の中に入っていった。