「淳哉くん、お疲れ様です」
「ん、見てた?」
「見てましたよっ」
「俺の見事な、
ホームラン♪」
「……はい」
「何してもらおうかな~?」
ニヤリと笑う淳哉くんを横目に、"あ、時間"なんてワザとらしく時計を指差し、体育館へ行こうとした。
「…まだ、大丈夫でしょ?」
「え、なんで知っ…」
しまった、と思うよりも早く目の前に差し出されたのは、さっき美奈ちゃんからもらった、試合時間が記された紙だった。
「こーれ。さっき愛の手から奪った」
無邪気に笑う淳哉くん。
「しかも、愛、分かりやすいし」
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