「じゅ、淳哉くん!!」
「ん?」
「みんな…見てるよ」
「気にしてないし!
応援来てくれたの?」
「ざーんねんね?大川淳哉!!愛はね、自分のクラスの応援なのよ?」
「美奈ちゃん!!」
一瞬美奈ちゃんを見て、私に視線をやった。
「…対戦相手、愛のクラスだったんだ?」
「そうだったみたいで…」
私が肯定すると、淳哉くんは私を引き寄せて耳元で囁いた。
「………っっ」
「じゃ、そういうことで!…井崎先輩、失礼します!」
「はいはーい、またね」
淳哉くんに囁かれた言葉が頭をかけめぐり、自分でも体温が上昇することが分かった。
「…なんで大川淳哉、私のこと知ってるんだろ…」
なんて、美奈ちゃんの言葉も聞こえないくらいに私の頭の中に、淳哉くんがいた…。
「試合、始めまーす」


