「そんな力まなくてもいいからね?」
「はははい!」
「…ちょっと難しいみたいね」
少し呆れたようにため息をついたと思ったら、鏡越しにりっちゃんの顔が変わった気がした。
いつものようにおちゃらけた感じじゃない。
少しキリッとした大人の女性…な感じ。
私にもお姉ちゃんがいたら、こんな風だったのかな…。
「…どうかした?」
ジッと見ていたからなのか、りっちゃんがこちらを向いた。
「いえ、…お姉ちゃんがいたら、こんな感じなのかな…って」
「私も。
妹がいたら、こんな感じなのかなって思ってたところよ」
二人、顔を見合わせて笑いあった。


