「嘘。全然待ってないし… 行こっか」 「…、はいっ」 自然に出された手を自然に握った。 何を話したのか…他愛もない話ばっかりだったけど、それでも幸せだったことは覚えてる。 夏休み初日。 これから暑い…熱い夏が待ってる。 初めてがいっぱいだった1学期も終えて、暑い熱い夏が始まった。