「こら、バカ!ちゃんと言ってやんないといけないでしょ?!」 お姉さんの声が響いたとき、 「分かってるよ! 愛、行こ」 「あ、えと…お邪魔しました!」 「ごゆっくり〜」 ひらひらと手を振るお姉さんに見送られ、私は淳哉くんの家を出た。 「えと、…うん…」 実を言うと、今までの三つ編みをほどいてお姉さんに巻いてもらって少し化粧までしてもらった。 そんな私は今、淳哉くんの前にどう映っているの? 「やっぱり、慣れないことはしない方が良かったですね…」