初恋…みたい

「とにかく 海斗は俺と話しだ。
服部もいいか?」


「うん…」




どうなってんだよ………。















俺達は屋上へ戻った。




「お前達はここで 何を話してた?」



莉央が俺達の前に座って聞く。


「美代のコトだ。」



「私が 海斗クンに確かめたかったの。」



「何を?」



「海斗クンが 美代のコト本気で好きか。」



それを聞いたら 莉央は黙り込んでしまった。


俺は どうしたらいいんだ…?

美代を泣かせたなんて何が原因なんだ…?




しばらくして 莉央が口を開いた。



「海斗はなんて答えた?
服部の質問に」



「好きだよって」




………また莉央は黙り込んでしまった。