それから私は学校に戻った。


職員室に呼び出されて
2人で怒られたけど、こうきがうまく
フォローしてくれて助かった。


説教が終わったのがちょうど昼休みの
終わりかけの頃だった。


「じゃあ、また後でな!」

こうきは笑顔でそう言って、
2年の教室の方に行った。



教室に入ると、みんなが一気にこっちを見た。


「ひなたー!!!!
 こうき先輩と、どーだった?」

ちいろは、私に駆け寄ってきた。



「2人でサボるとか。もー、やばいじゃん!」

ななもキャーキャーさわいだ。


ゆまは、まだ来てなかった。


「みんな落ち着いてー、そこらへんに座って」

私は、そう言って机に座った。


「2人で授業抜け出すとか
 さすが先輩だな!」

ゆうすけが言った。


「俺も早くそーいう事やってみてぇー」

翔は、ななの方をみながら
笑って言った。


「ま、でもよかったんじゃね?
 先輩もひなたのこと好きなんだろ?」

さくまが私の肩に手を置いた。


「いやいやいやいや、
 ひなたは、どーせ振られたんだろ?笑」

太陽がさくまの手をどけながら言った。


は?って感じ。

たいよう最近、調子乗りすぎ。

まぢムカツクし。