泣きたいけど泣けない
なんとも言えないくらい
ツラくて悲しい…。
そんな気持ちのまま
現在(イマ)に至る
私から押し返されたメニュー表を
納得いかないといった顔で受け取り
「君が注文しないなら俺が勝手に決めるよ?君の分。いいの?それで。」
そう口を開いた…。
お願いだから…
もう…ほっといて?
私にかまわないで?
あなたの口から発される一言一言が
今の私にとっては重々しく感じるから…。
私って…なんでこうなんだろう?
せっかく彼と話せるチャンスなのに。
こんなチャンス二度とないのに。
何も言えずにただ黙って俯いてるだけの私…。
「もしかして…具合悪い?」
心配そうにそう聞いてくる…
私はただ首を横に振るだけ…。


