「いや!!俺がしたいの!!もし、どうしても断るってつもりなら…引っ張ってでも連れてくよ?」
脅しとも取れる言い方
『でもっ…』
私が何か言う前に
「さっ!!行くよ!!」
そう言って私の手首を掴むとズカズカと歩き出した。
ものすごい力…
彼の、黒邊君の私の手首を掴む力は強くて痛い…
その痛さに顔を歪める
だけど率先して前を向いて歩く彼は
そんな私に気づくはずもなく…
私は惨めになった。
虚しくなった。
泣きたいくらい悲しくなった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…