女の勘は自然に働く

彼を好きになって知ったこと。

スイッチが勝手に入るんだ…。

今まで眠ってた何かが目覚めるように

私だってバカじゃない

ただ単に彼を見つめていたわけじゃない。

好きな人を無意識のうちに気づけば目で追ってたりするように

彼を見てたんだから。

どんなにニブくてうとい私にだって分かる。

彼は彼女を本当に大事に、大切にしてると思う。

暗い気持ちのままトコトコと歩いていると

「ねぇ!!」

そう声を掛けられたと同時に肩を軽く叩かれた

この声ってもしかして…

そんなはずない

そう思いながらもためらいがちに振り向く

でも…やっぱり彼だった。