言われるがまま控え室の中へと入る俺…
控え室には誰もいなかった…
俺が入った後にウエイトレスが入って来た…
そして勢い良くドアを思いっきり閉めると
「どういうことなの!?黒邊くん!!」
と俺をすごい形相で睨みつけながら言ってきた…
怖っ!!
んな顔してたらオトコからドン引きされるぞ?
そんな余計なことを考えながらも
『なんで俺の名前知ってんの?どっかで会ったっけ?』
冷静にそう問いかける…
すると
「ハァ…仕方ないか…会ったのは1,2回程度だったし…あんたは涼子しか見てなかったし!!」
と呆れ顔でため息まじりに言った…
そう言うウエイトレスの女を前に
考えても考えても…
誰だか分からない…
そんな俺に痺れを切らしたのか
「私は涼子の友だちの西本 真緒よ!!」
と薄情するように言った…


