「みんな可愛いね♪じゃあ俺らから自己紹介するね♪」

にこにこと愛想良く目の前に座っている女たちに話しかける信吾…

はぁ~

ついに始まっちまったか…

そんなことを思っているとすぐに俺が自己紹介する番…

目一杯愛想良くして

『黒邊 駿だ!!よろしくな!!』

明るい声で自己紹介をした…

内心俺はムカついている…

合コンに来るはめになっちまったことは

今さら仕方ないとして

目の前に座ってる女たち…

待ち合わせ時間には遅れるし

いかにも合コン慣れしてますって感じな雰囲気だし

何よりおごってもらって当然みたいな態度が気に食わない…

信吾は信吾でめちゃくちゃ気ぃ使ってるし…

マコトはマコトで外の景色見てるし…

なんなんだ!?

コレが合コンってやつなのか?

女たちが自己紹介を始めているのもそっちのけで

俺は心の中でこの合コンに不満をこぼしていた…

無理矢理この場を盛り上げようと必死な信吾…

相変わらず外ばかり見てるマコト…

俺はどうすればいいんだ?

やっぱり必死な信吾の助っ人になるべきか!?

仕方ねぇ…

俺は無理矢理テンションを上げて

盛り上げようとしている信吾を手伝った…