けど…
パッと逸らされた。

?なんで?
この人…
人と目を合わすの苦手なのかな?

『ッ痛っ!』

つい漏らしてしまった本音

そう言った私の声を聞くと黒邊くんの友達は一瞬肩がピクッとして
ピンセットでつまんでる消毒液を染み込ませたコットンを落としそうになった

『ごっごめんなさい…』

なんだか申し訳なくて謝ると

「別に…いいよ」

相変わらず目を合わさずにそれだけ言って

再度私の足に消毒をすると
絆創膏を貼ってくれた…

いつの間にか金髪の人は服を着ていて

口をぽかんと開けて呆然と黒邊くんの友達を見ていた…