「奥…入っから…」 私の目もみずにそう言ったのは 『へ?』 「大丈夫」 黒邊くんの友達… きっと…いや,絶対 私はマヌケな顔をしてる… 想像できる。 口をぽかんとだらしなく開けて 黒邊くんの友達を見てる自分の顔が… 思いもしなかった。 黒邊くんの友達が私を抱えて お店の奥に連れてくなんて… てゆうか…大丈夫なの? 関係者以外立入禁止って書いてあるのに…。