「駿聞いてんのか!?」

『聞いてる聞いてる』

「お前棒読みだぞ!?」

今、俺は学校

午前中の授業が終わりやっと昼飯にありつけ

食堂でカレーライスを食べてるところ。

俺の目の前の席に腰を下ろしてる信吾はずっと昨日の合コンの話をしてくる。

その隣に座ってるマコトはもくもくとカツ丼を食べていた…。

そもそも昨日の合コンは強制的に連れてかれた訳であって

俺が行きたくて行ったわけじゃない。

「マコト!!のんびり飯食ってねぇでお前も駿に何か言えよ!!」

マコトにまでとばっちりが…。

マコトはため息を吐き

カツ丼を食べるのを止め丼の上に箸を置き

またもため息をつき口を開いた

「昨日の合コン…良い子全然居なかったんだよ。」

『は!?』

その割には盛り上がってたじゃねぇか!?

だから信吾は

「お前が合コンメンバーじゃない女の子と帰ったからみんなカンカンだったぞ!?しかも彼女もちが合コン参加すんなとか…女の子たちの機嫌損ねて帰っちまったし。合コン失敗しちまったよ!!」

と長いグチを俺に言ってきたんだろ?

訳わかんねぇ…。

そんなことを思ってる俺をよそに話し始めるマコト…。

「みんなカルい子ばっかだったわけ!ギャーギャー騒いでうるせぇし。信吾はな、合コンの女の子に気に入った子は居なかったんだよ。俺もな。」

マコトは元々乗り気じゃなかったしな。