俺は中庭に来ていた。


大地さんはまだ喋ろうとしない。

…かと言って俺も喋ろうとはしない。


ずっと沈黙が続いてた。




キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴った。


そして沈黙を破ったのは大地さんだった。