「キャー海斗くん!」「ねぇねぇ〜!」


今俺の周りは女だらけ。


香水臭いしケバいし“キャーキャー”うるせいし。


俺は席を立った。


「海斗くんどこいくの?」


「便所」


俺がどこ行こうが関係ないだろ。




やっとうるさい女共から離れた俺はかなりの解放感だった。



「………もーなんなのさ!やってらんない!」


資料室からなにやら叫び声が聞こえてきた。


こっそり覗くとそこには未歩がいた。