そういったそいつの顔は凛々しかった。 本気に“運命の人”が現れるのを待ってるって感じ。 高校生になって何を言ってんだか。 でもなんかすごいって思った。 俺もいつか現れるのかなって思ったんだ。 そいつは本気で思っていた。 だから俺も本気で思うことにした。 “運命”ってやつを…。