「海斗、どうしたの？」
未歩は何がなんだかわかっていない様子。
「…朝、俺言ったよな。」
えっ！っと言わんばかりの顔。
「俺、嫉妬深いって…。」
「うん。言ってたけど…？」
まだわかっていない。
まぁ未歩はあんなの計算してやるような女じゃないことぐらいわかっている。
それでもやっぱムカつくわけで。
俺がため息をついたら未歩は下を向いた。
「…ごめん…なさい…。」
小さい声で謝ってきた。
「なっ何で…海斗が怒ってるのか…わからないよ…。」
未歩は目に涙を溜めていた。
あぁ〜俺、何やってんだよ。
何泣かしてんだよ！
俺は未歩を抱き締めた。
