この想いがキミに届きますように

「空くんのとこに行きなよ…」


「…っ。」


「好きなんでしょ?空くんの事が!!」



ミユの

真剣な表情から、

言葉から、

肩に置かれた手から、

伝わってくるすごく大きな優しさ…。


「うんっ!ありがとう、ミユ!!」


私はミユに深く頭を下げ、ミユの家を飛び出した。