この想いがキミに届きますように

「ほら、もっと泣きなよ…」


そう言ってミユはティッシュ箱を渡してくれた。


「あ゛り゛がどー」


私はすごい鼻声で有り難くティッシュ箱からティッシュを何枚も取った。



そして、一時間程経った頃、私の涙はようやく止まってきた。


「大分落ち着いてきたね…」


「うん。ミユ、本当にありがと…」


ミユが居なかったら私、きっとあのまま動けないでいた…。

ずっとあの路上で一人で泣いてたよ…。