この想いがキミに届きますように

〜看病〜


・・・空、こんなに熱がある・・・。


私は空のオデコに手をのせ体温を計った。


空が気を失って私はすぐにタクシーをひろい、自分の家に運んだんだ。



「ー・・・空・・・」


私は空の頬をそっと撫でた。

その時


ーピクッ・・・・。


空の瞼が静かに動き、ゆっくりと開いた。


「・・・詩・・音?」


「空っ!良かった気が付いて!」


「ここは・・・?」


空は目を擦りながら辺りを見渡した。
まだ寝ぼけ半分の空が何だか可愛い!