「真菜、」

と呼びかけ、覗き込むと

こたつがもそもそと動く。

「あっ、胡汰朗」


と、こたつからヒョイッと顔を出す彼女の姿があった。


今日は早かったんだね

そう言いながらまた真菜はこたつの中に潜り込もうとする。