走りよると、

俺の顔をみて真菜は俺の方に飛び出して抱き着いてきた。


突然のことに驚く。

すると真菜は、


「ふえっ、ッ。

胡汰朗好きっ、好きっ。

大好きっ。嫌だよー。」


と大泣きしてしまった。

嬉しいのに困った。


でも可愛い彼女を優しく抱き締めた。


「取りあえず、中に入ろう。」


そういっても俺にしがみついて離れない真菜を抱き上げ、
部屋まで連れてった。


部屋まで着くと、玄関が開けっぱなしになっている。

しかも靴を脱がそうと真菜の足をみると、
靴をはいていなず裸足だった。